最近は動画コンテンツの更新ばかりでこちらの雑記をあまり書いておらずすいません。
ふとしたことで気付いたのですが、昨年秋ごろにあったWindows11のアップデート「22H2」の配信で設定アプリから管理する項目がだいぶ変わったようですね。
設定管理が1つのアプリケーションで完結するようになるのは便利かもしれませんが、急に今までできていたことができなくなるととまどうことも多いですよね。特にUIの継承はシステム開発でも重視されることなので、プログラマーの立場としては思うところが色々ありました。
そんな訳で普段ドキュメント作成とかのみにパソコンを使用しているとあまり気にならないけれど、システム設定とかを操作する場合になると現状の設定方法で不便に感じたことを挙げてみたいと思います。
電源管理のコントロールパネルとの行き来ができなくなった
一つ目は電源設定についてです。Windows11になってからはあまり操作することがなくなったのですが、ちょっとした設定を変更したくなった時に画面を開いてみたらコントロールパネルに移動する「詳細の設定」リンクがなくなっていました。
Windows10の時は「電源とアダプターの設定」みたいなリンクをクリックすればコントロールパネルの該当画面が開いたような気がするのですが、今は電源の基本設定しか操作できません。
普通に使っている分にはこの管理項目だけでいいのですけれども、Windowsが10になったころに「電源を入れても起動する動きがおかしい」という問題が各所で報告されて、その時の対処法というのが詳細設定から「高速スタートアップを無効にする」というものだったことがあり、その項目自体は今もコントロールパネルの中にあるので設定アプリからコントロールパネルに移動できないといちいち別にコントロールパネルを立ち上げて設定画面まで進まなくてはいけなくなるので統合するならここらへんの設定項目もちゃんと組み入れてほしかったな、という点です。
フォントインストール方法の変更
デザイン作成をやっていると時々必要になるのが新しいフォントのインストール。Webやシステム開発でも画面で使うWebフォントをillustratorやPhotoshopで使うためにパソコンにインストールすることがあります。
最近知ったのが、このフォントのインストール方法がフォントファイルをダブルクリックしてサンプルを表示したうえでインストールボタンを押す、という流れから設定アプリのフォント管理画面にあるドラッグ&ドロップ枠にフォントファイルを投げる形に変わったことです。
これ自体は「ドラッグ&ドロップで終わるなら簡単になったのでは?」と思われがちですが、問題は「フォントファイルのダブルクリックでインストール処理」しようとすると挙動が安定しないことにあります。具体的にはダブルクリックすると「関連付けされたアプリがありません」という警告が出てなにもできない時があるんですよ。
ただし、このエラーは出る時と出ない時があり、一度エラーが出てもOKで警告ダイヤログを閉じてもう一度試したら従来のフォントインストール画面が開いたり、その後他のフォントファイルをクリックしたらまたエラーがでたりで安定しません。設定アプリのファイルの種類の関連付けではttfファイルは「Windowsフォントビューアー」で開く設定になっているんですけれどね。設定アプリに統合するならttfファイルをダブルクリックしたら新しいドラッグ&ドロップ画面を開くようにしてもらった方がいいように感じますが、今後のアップデートでどうなるかですね。
ネットワークの詳細設定が設定アプリで完結するように
前述のコントロールパネルとの行き来ができなくなった変更は「ネットワークの詳細設定」という項目でも見られます。今まではネットワーク関係を細かく設定しようとする場合は設定アプリから「アダプター設定の変更」のリンクをクリックするとコントロールパネルの該当画面が開いたのですが、コントロールパネルへのリンクがなくなっていますね。
アダプター設定の変更を頻繁に操作することはないですが、自宅や会社でローカルネットワークのIPアドレスが指定の場合には手動設定しなくてはいけないケースもあるためこの変更も知っている人にはそこそこ影響のあるものではないでしょうか。
一応、IPアドレスの設定やIPv4/v6のアドレス設定やDHCPサーバの割り当ては設定アプリで完結できるみたいです。
しかし、ネットワーククライアントの設定やTCP/IPの設定などは未統合なのでそこまで触りたい場合は結局コントロールパネルから操作せざるを得ない状況です。パソコンの中に仮想マシンを立てる時なんかはここら辺の設定環境が急に変わると困りますね。
あまり部分的な統合を少しづつ実施されると都度新しい操作環境での設定方法をおさらいしなくてはいけなくなるので、この際ですからもうコントロールパネルの設定項目を設定アプリにすべて統合してしまえばいいのに、と思うもののコントロールパネルの設定項目はWindowsOSに係るものとシステム基盤自体の挙動に係るものが混在しているため一気にはできない事情があるのでしょう。
余談ですが個人的にはXbox関連のアプリや設定項目をプリインストールするのは辞めてストア配信にしてほしい。Microsoft社としてはゲーム事業との連携を強めてシナジー効果を出したいのでしょうけれど業務用パソコンにゲーム関連コンテンツが初期状態で含まれていてレジストリ書き換え等でしか削除(一部は削除自体できないので頑張って非表示にするのが限界)できないのはいかがなものかと思うところです。
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