株式会社コネクト開発雑記帳

細々とツールを追加しています(パスワード生成、htpasswd、WEBP変換)

作成者:チータ
カテゴリ:WEB開発
投稿日:2023/03/06

ブログ記事の更新が遅れがちですが、実はこっそりといくつかツールを追加していましたのでそのご紹介。

パスワード生成ツール

実際の画面はこちら

 

 作りたい数と文字数のほか大文字小文字の英字や数字・記号などのパターンを指定して「生成」ボタンを押すとランダムな文字列が生成されるツールです。これも他に同じプログラムを公開しているサイトは多々ありますが、使える記号が多くてチェック項目が煩雑だったり、初期値の時点で色々な項目にチェックが入っていて解除してから生成する必要があったりと、便利だけれど自分の用途としてはもっとシンプルでいいのにな、と思い追加しました。

 少しプログラムを説明すると選択した項目に該当する文字列を内部で生成・結合してランダムにシャッフルした後で指定の文字数分切り出すフローになっています。
 例えば、初期値の小文字英字と数字なら「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz」と「1234567890」を結合した文字列を用意して、「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz1234567890」をシャッフルしたものとして「6sb814kqzxfo0lguv5yhpt3da7m92wjnrcei」みたいな文字列に変換されるので8文字なら先頭から8つ切り出して「6sb814kq」を返します。
 気づいた人は気づいたかもしれませんがこのやり方だと「ax12a31」のような同じ文字が登場するパターンは出てきません。また、記号利用も同じルールなので指定しても使用されないことがあります。ちゃんと指定した記号が入ったパターンも欲しい場合は作成数を少し多めに設定しておくと目的の型が見つかるかも。(同じ文字の使用を許容したり、記号が指定された時は必ず含む設定もできなくはないのですが、それをやると「重複する文字を許可する/しない」のような条件設定もやらないといけない気がしてくるのでそもそものコンセプトから外れてしまうからやめました)

.htpasswd生成ツール

実際の画面はこちら

 こちらはホームページをユーザー名とパスワードで表示制限かけたい時に使用するBasic認証という手法のパスワードファイル(.htpasswd)に記載すべき文字列を出力してくれるものです。
 Basic認証では.htpasswdファイルの中に「ユーザー名:パスワード」を1セットとして記載しなくてはならないのですが、パスワードは暗号化しておく必要があります。暗号化した文字列は特有のアルゴリズムで変換されたものなので手元で計算機叩いてパスワードを暗号化する、というのは現実的ではないためプログラムでの自動生成が一般的です。暗号化方式にも色々あり、複雑な長い文字列にすることもできれば短い暗号文字列も可能なので今回は短いパターンで生成してくれるものにしました。あまり長い文字列で返されてもコピーペーストで使用するのが大変ですし。
 直接.htpasswdファイルをダウンロードできるようにしようか迷いましたが、ここら辺のファイルを使用するウェブ開発の人は.htpasswdの中に複数のユーザー情報を記述することもあるのでファイル自体を出すよりは文字列で出してコピーペーストで使用する方が実用的かな、と考えています。

JPEG→Webp変換ツール

実際の画面はこちら

 これは完全に自分で使いたいから作ってみたツールです。JPEGまたはPNGデータを送信するとWebp形式に変換して表示・ダウンロードできます。最近はホームページなどブラウザ上で表示する画像にはWebp形式を使用することが推奨されているのですが、パソコンに初期インストールされているアプリでは変換できないんですよね。
 PhotoShopなどの画像加工ソフトであれば対応しているものも増えてきているのですが、1枚の画像を変換するためだけに画像加工ソフトを立ち上げるのもちょっと面倒に感じることが多いので、パッと一発で簡単に変換できるものが欲しいな、と常々考えていました。インターネットで調べて出てくるクラウドサービスだと、海外サービスで英語表記しかなく間違ったボタンを押すと変なサイトに飛ばされるものや、単純に広告画面がうるさいようなものもありコレ!というものがないんです。

 なお、ここで送信する画像データはサーバ側で保管しないのでご安心ください。他社のサービスを使う時はこの点も気になるところかと。悪いことを考える人はアップロードされたデータをサーバ側で保管して悪用することも考えられるので注意が必要です。サーバ側で保存する機能自体は簡単なのでできなくはないですが、これってメリットとデメリットがあるのでやらないで済むならやらない方がいいです。具体的にはどのようなデータが送られてくるかわからないので、いわゆる悪意のあるプログラムがこっそりサーバ側に保管されてしまっていて、そこを踏み台にしてスパムメールが発信されるようなこともあるので、安易にやるとリスクの方が大きいんですよ。

 とはいえ、こうした変換ツールは色々な用途に使えてしまうのでいくつか注意事項を書いてあります。データを保管しなくても通信記録としては最低限の情報が残ってしまうので個人情報や会社の財務系情報が載ったものなどは控えてほしいとか、著作権的なお話しですのでご一読のうえご活用ください。

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