12月19日にIPA(情報処理推進機構)が面白いページを公開していました。その名も「偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ」。このページには、パソコンやスマートフォンでWebサイトを閲覧していると見かけることのある「あなたのパソコンが5490件のウイルスに感染しました」みたいな偽セキュリティ警告からフィッシングサイトに誘導したり電話を促して個人情報を不正に得ようとする手法を紹介し、体験サイトで実際に偽のセキュリティ警告を出して閉じるまでの操作を学べる仕組みが用意されています。
【偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策特集ページ】
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/fakealert.html
最近、街中の広告とかは過激なものは批判にさらされ行政指導や自粛により大人しくなる傾向がありますが、スマートフォンが普及してWebサイトをいつでも閲覧できるようになったことからインターネット広告需要が高まっているものの、その中にはアダルト系やこうした悪意あるサイトに誘導するような広告とかも混じっていてある種の無法地帯になっているように感じます。
それでいて本来興味がなくても間違ってクリックしてしまうとブラウザの閲覧履歴などから勝手に「お、このジャンルに興味があるのね」とでも言うように同系統の広告ばかり出てくるようになるおまけつき。Google Adsenceを入れているアフィリエイトサイトなどは1画面に大小さまざまな広告枠を設置しているのに、前述の検索履歴などから表示する広告を自動判断するリスティング広告のせいですべての枠に同じ広告が表示されて目にうるさい状況になることはよくあることかと思います。
Webサイトを通じたサイバー攻撃は古くはダイアルアップ接続の時に誤ったリンクやボタンを押してしまうと接続先が海外通信に変えられてしまい多額の通信費が請求されるといったものもありましたが、一般家庭に普及して30年程度過ぎた今も状況はあまり変わっていない、むしろ悪化しているようにも感じます。
インターネットや通信技術自体が日々進化していて対策を講じてもすぐに有効ではなくなることや、世界中がつながってしまったことで攻撃者の母数が増えすぎて全てを取り締まることができないこと、そもそもIT教育の土壌がなく無防備でインターネットに触れ始めて失敗から学ぶしかないような利用環境など要因は多くありますが「変な画面が出たら枠内のボタンは押さずにウィンドウを閉じて念のため閲覧履歴削除」くらいはしておく心づもりでいた方がいいかもしれません。
そうした冷静な対応を学ぶ意味ではこのような体験サイトは面白い試みですね。
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